KVM

Ubuntu上に仮想マシンを作成し、そこでWindowsを使います。

インストール

  1. まずは、仮想マシンを管理するための「virt-manager」をインストールします。
    なくてもCUIでより細かく制御できますが、こっちのほうがずっと楽です。
  2. 以前は後続作業がいろいろありましたが、今はこれだけですぐ使えるようになります。ただし、今回はネットワーク設定をbridgeに変えてから作業します。

ネットワークのbridge設定

  1. bridge-utilsのインストールが必要ですが、これはvirt-managerのインストールで一緒に入っているはず。
  2. ネットワークのbridge接続設定
    /etc/network/interfacesを修正します。
    # interfaces(5) file used by ifup(8) and ifdown(8)
    auto lo
    iface lo inet loopback
    
    auto enp5s0
    iface enp5s0 inet manual
    
    auto br0
    iface br0 inet dhcp
    bridge_ports enp5s0
    bridge_maxwait 0
    bridge_df 0
    bridge_stp off
  3. virbr0の停止
    KVMが勝手にvirbr0というインターフェースを作っているので、停止します。
    # virsh net-autostart default --disable
    # virsh net-destroy default
  4. ネットワークだけ再起動しても有効化できますが、無理せずリブートします。

仮想マシン作成時の注意

パフォーマンスを上げるために、ディスプレイ設定はSPICEに、IOにはVirtIOを使うようにします。
パフォーマンスチューンは他にもいろいろあるようですが、ここでは設定レベルである程度簡単にできる範囲で対応しています。

  1. 新しい仮想マシンの作成のステップ5/5で、「インストールの前に設定をカスタマイズする」にチェックをつけ、ハードウェアの詳細設定に進みます。
    KVM config
  2. Disk1(複数設定した場合は複数)を選び、詳細なオプションでディスクバスをVirtIOにします。
    Disk config
  3. NICを選び、デバイスのモデルをvirtioにします。
    NIC config
  4. ディスプレイを選び、サーバーの種類をSpiceサーバーにします。
    Display config
  5. ビデオを選び、モデルをQXLにします。
    Video config
  6. 今回はWindowsのインストールを想定しているため、続けてVirtIOドライバの準備が必要になります(下記参照)。
    インストールするのがLinuxの場合は、多分VirtIOに対応しているのですぐにインストール開始できます。

Windowsインストール時の注意

WindowsのインストールディスクにはVirtIOのドライバが入っていません。そのため、上記のようにIOにVirtIOを指定してインストール作業を始めると、ディスクが見えなくて何もできなくなります。
先にWindows用ドライバを用意しておいてください。
参考サイト:http://itiut.hatenablog.com/entry/2014/06/03/003321

  1. ドライバのダウンロード
    Fedora Projectがデジタル署名付きのWindows用ドライバを提供してくれているので、isoファイルをダウンロードします。
    https://fedoraproject.org/wiki/Windows_Virtio_Drivers
  2. ダウンロードしたisoファイルを、仮想マシンの2つ目のドライブとして設定します。
    上記設定画面左下にある「ハードウェアの追加」を押して、新しいストレージとしてisoイメージを追加します。
    Add storage
  3. 準備出来たら、「インストールの開始」を押すとWindowsのインストールが始まります。インストール先のディスクを選ぶところでは、VirtIOドライバが入ったドライブを選択すれば最初からVirtIOを利用できます。
  4. Windowsのインストール完了後は、不要になったストレージを設定から削除すれば完了です。(もしくは、イメージを適宜読み込ませるために光学ドライブとして残しておいても良いでしょう。)

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